若い人の話。

最近の若い人は、すごく立派な事を言うなと思います。

多くの日本の経営者が、昭和の日本的経営者だとある人が言っていました。

今は昭和96年ではなく、令和3年だと。

 

 

自分に置き換えたとき、今の時代に合った経営が出来ているのか?と不安になります。

地球温暖化、人口減少、そしてコロナ禍。人々をとりまく環境は絶えず変わり続けています。

事実、コーヒー豆は温暖化の影響を受けて収穫量が減り、後進国と言われてきたブラジルや中国などで消費が増え、

豆の値段は上がり続けています。加えて、コロナ禍での船舶の減便や、コンテナ不足も重なり、いまだかつてないほど

コーヒー業界はいまピンチではないのか?と思っていまいます。要するに、我々のような商売は平時だからこそ成り立つんだなと

思いました。今の時代に、というよりは、その時、その時代に合わせたリスクマネジメントや、柔軟な方向転換ができるかどうかが、

時代を生き抜くために必要なスキルなんだと思います。高い志や、強い意志は必要ですが、時にそれが自分を苦しめる事にもなりかねません。

若い人を見ているとそこにとらわれない柔軟さがあるように思います。昭和的な言い方をすれば「ふらふらしている」ようにも見えますが。

何か新しい事を始めるのは良い事です。それにあたってそれらしい事をうまく言えるのも若い人達の特徴ではないでしょうか。

ですが、やはり続ける事が何より大切です。「ふらふらしている」のか「柔軟」なのかは、30年後にわかる事なんでしょう。