地球環境問題については、実は結構小さいころから気にかけていました。きっかけはノストラダムスの大予言の漫画を小学生の頃に読んで、21世紀になったら地球が終わるらし
いと知ったころに遡ります。しかもそれはオゾン層の破壊による温暖化が原因だと知って、フロンガスを排出しないように、中学生の頃はヘアスプレーではなく、ジェルで髪を立
たせていました。だからと言って、日々の生活でなるべくゴミを出さないようにしていたかと言えば、言うほどでもなく、エコバックを普段の買い物で使うよになったのも最近で
す。こういう意識付けは、本当に根深い問題で、レジ袋を有料化したからと言ってエコバックを持ち歩くのは、袋代を取られるのが嫌だかで、本当の意味でエコを意識する人は多
くはないのでは、ないでしょうか?
08COFFEEでは、現在プラスチックのレジ袋は使用していません。紙袋も無料でお付けしています。ですが、SDGsが叫ばれる昨今、環境問題を意識せざるを得ない時代になって
きました。とりわけ私達の業種において深刻な問題は、コーヒー豆の減産です。異常気象がもたらす影響は、私達の商売の根幹であるコーヒー豆に大きな影響をもたらしている
のです。近年温暖化が進み、気温が上がったせいで今まで収穫できていたエリアで豆が収穫できなくなったり、昼と夜の寒暖差が少なくなったりして品質が上がらないという状況
が発生しています。【生豆は農産物】です。その年の気候によって収穫時期がずれることは珍しくありませんが、気候変動が叫ばれる昨今はなおさらこの傾向が強まっています。
単に時期の変動だけであれば良いのですが、場合によっては、収穫量が激減、品質不良(受け入れられない程の品質)が発生し入荷できない可能性もあります。
バタフライエフェクトという言葉があります。
日本で蝶が羽ばたくと、ブラジルで竜巻が発生する。という格言です。要するに、目の前の小さな事が、まわりまわって私達の知らないところで大きな災いを引き起こす事にな
るという事。エコも、これと同じ事だと思います。今日の一枚のレジ袋を節約したおかげで、いつかグァテマラの産地に雨が降るかもしれません。そういう地道な行動をつみ上
げていきましょう。
前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、『 08缶 』についてお知らせです。
08缶はコーヒー豆を保管するキャニスターです。素材はスチールで、リサイクル率が80%と、非常に環境にもやさしい素材です。また、ゴムパッキンが内側に施される
ことで、高い防湿性をもつキャニスターになっています。マッドで高級感もありつつ、クラフト感のある非常に上品な見た目に仕上がっています。
現在店頭では、こちらの缶を持参いただければ10gサービスしてコーヒー豆をお詰めしています。八百屋に買い物かごを持ち歩くように、コーヒー屋に缶をもって豆を買いに
行くというのがコンセプトでした。しかし、缶を持っていくには中身が空っぽにならなければ持って行きづらいというお声がありました。確かに!盲点でした。
そこで、2月より『 08缶 2個目半額 』を始めます。*店頭のみ
缶をお持ちいただければ、その分包装資材を削減できます。お客様から袋代を頂戴するのはもう少し先の手段として、その前に皆さんが袋を持参する事が当たり前になればその必要
もないわけで、ウィンウィンの関係が築けると思います。まずは出来る事から始めましょう。そして、「コーヒーと、」というメッセージは、お客様ひとりひとりが、コーヒーと共
にある時間を過ごしてもらいたいという想いが込められています。コーヒーと本、コーヒーと海、コーヒーとバイク、などそれぞれのコーヒーとの時間を充実したものにしてくれる
事を願っています。
08缶はオンラインショップでも購入できます。ぜひ普段の豆の保管にお役だてください。