卸先探訪vol4 特別編 

まだ、5月?です。

4月の後半からGWに向けてマインドセットして備えていた分さらに長く感じる今日この頃です。

皆様どうお過ごしでしょうか。ご無沙汰しております。今日は卸先探訪特別編でお届けします。

今回お話をうかがったのはこの方です。

オリジナルのエプロンの製作を手がける 『 Domino 』 を主宰する高橋志都子さん。

何を隠そう彼女は08COFFEEのスタッフでもあります。お店では主にコーヒーを担当してくれていて、今はケーキの

仕込みなどもしてくれています。そんな彼女自身も、私達スタッフも愛用するこのエプロン。

この度 08COFFEEを会場に、『 エプロン受注会 』を開催することになりました。

エプロン作りに掛ける思いを聞きました。

 

 

 

 

 

 

児・・児玉   高・・高橋

 

児 「受注会の準備は順調??」

高 「はい。今はお持ち帰りしていただける分のストックを作っている所です。」

児 「じゃぁその場で合う物があれば持ち帰りもできると?」

高 「はい。形がある程度決まってしまいますが。」

児 「会期は日、月、火と平日が多くなっているけど?」

高 「主に、仕事をする人に着けてもらいたいという想いがあるので。

ただオーダー会自体は2回目ですけど(前回は盛岡)前回は一般の家で家事する人も

たくさん来て頂きました。」

 

児 「それはいいね」

 

児 「いつからDominoとして活動してるの?」

高 「始めて3年位なりますね。」

高 「きっかけは、知り合いの料理やっている人からお願いされて作ってみたのが最初で。」

児 「もともと服飾の学校出身だもんね。」

高 「そうですね。なんか自分でも物を作りたいと思っていたときに、ひょんなことから声をかけていただきました。」

児 「そういうタイミングってあるよねー」

 

 

 

 

 

仕事柄僕はエプロンは必需品なので、毎日着けます。朝出勤して、掃除をして、

さぁ焙煎をするか!というタイミングでエプロンをつけて紐をキュッと結んだ時にスイッチが入ります。

色んなエプロンの形を試して、僕は首に掛けるタイプが肩が凝るのでダメだという事がわかり、

自分の分を作るときは首掛けじゃないようにしてもらいました。そしてボールペンをさす位置も左胸に。

前には手を突っ込むクセがあるので、大き目のポケット。体が大きいので紐は長めに。

染め方は「松煙染め」と言って、松のすすと大豆を使った染め方で、黒いケミカルウォッシュのジーンズ

のような仕上がりです。

その人に仕事、体型によって、生地の厚さや色、ポケットの位置、紐の長さまで違います。

パンを焼く人、髪を切る人、料理をする人、コーヒーを淹れる人。その人に合ったエプロンが

作れる機会って、秋田じゃなかなかないかもしれませんね。

 

 

 

 

『 デザインは使う人が決める 』

 

 

 

 

児 「Dominoのエプロンの特徴はどういう所?」

高 「 形をデザインするというよりは、使う人がデザインを決めるエプロンだと思っています。

私はその人の話を聞いてそれを形にする仕事。」

高 「立ったり座ったりする動作が多ければスリットを入れたり、身長が低ければ丈の長さを調整したり、

ある程度のパターンを見てもらって、その人の要望を聞きだしてそれを形にできたらと。」

児 「染めも出来るんだよね」

高 「はい。染め方は色々ありますが、色落ちしたりもするので普通のものとは扱いがちょっと違います。

実際に色を見ていただいて、説明をして、理解していただいてからでないと難しいですね。

作業着として使ってもらうことを前提に作っているので、洗わなくてもいいし、あえて洗って自分で味を出していく

という楽しみ方もあると思います」

 

 

 

 

僕のエプロンは2年くらい使って、多少色も落ちましたが、ある程度の所までいくと色落ちも止まります。

ようやく僕に馴染んできたかなという印象です。

洋服もそうですが、下ろしたてのものは少し違和感を覚えますよね。1週間くらいすると見慣れてきて

無理なく着れるようになるまでは少し時間がかかります。物事はなんでもすぐに結果が出る訳ではありません。

そして、エプロンの着こなし(そんなものがあるのかわかりませんが)って意外と難しいです。

キチッとしすぎるとお母さん感が出てしまってかっこ悪くなりがちですし、わざとダラ~っと

しても清潔感がなくて。意外と奥が深いです。僕は胸の高さを色々調整して、自分らしい

いい位置をようやく見つけました。自分に合うエプロンに出会うまで7年かかりました。

それだけ、市販のものでは納得がいかないのです。

 

*写真は7周年の時のもの

 

 

児 「これからの活動の方向性とかは?」

 

高 「基本的には受注会をベースに、お客さんに直接販売できる機会を増やしていきたいです。

その人がどういう仕事をしていて、どういう使い方をするのか話ているうちに色々出てくるので、

そういう話を聞くのも楽しいのです。」

 

児 「がんばってね。お店の方もうよろしくお願いしますね笑」

 

高 「がんばります!」

 

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【Domino エプロン受注会】

日々料理をつくる人、パンを焼く人、器をつくる人、米を作る人、それぞれの人にとって必要な形は違うもの。

自分の欲しい形を型ってみませんか?

セミオーダーで、在庫があるものはお持ち帰りできます。帆布や麻、藍染のエプロン。

この機会に、ぜひお越しください。

2019年6月2(日)~4日(火) 10:00~16:00 

08COFFEE店内にて。

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皆様のお越しをスタッフ一同お待ちしております。

会期中、席数が少し少なくなります。喫茶をご利用のお客様には大変ご迷惑を

おかけいたしますが、何卒ご容赦くださいませ。また、

当日は、少しですが特別メニューもご用意しております。お楽しみに。