【連載】ミントグリーンの空の下 第5話 ライブやろうぜ!

人生初ライブは、とても楽しかったです。人生で自分がこんな体験ができるなんて思いもしなかった。音楽とは遠い場所で生きてきたけど、その輪の中に入ってみたらみんな優しくて、

心地よい場所でした。決して上手ではないし、テクニックなんて何もない。たった5曲のライブだったけど、俺は今最高に楽しいんだって事はお客さんに伝わったと思う。われわれ

GOGOミントグリーンの始まりのステージを、どうぞご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*この時の模様はYouTubeにも上がっています。→ フーカバーのマスターの計らいで奇しくも世界デビュー

 

こうして大盛況?のうちに初ライブを終えた我々の充実の表情をご覧ください。この後のビールのうまい事うまい事。一生忘れられません。ありがとうございました。(完)

とはなりません!!この後の打ち上げでの話です。「我々、これからどうしますか?」という話になりました。「エレカシ結構評判よかったので、もう少しレパートリー増やしましょう」

「違うバンドのカバーもいいですね」「深夜高速やりましょう」「フラワーカンパニーズですね?」「いいね、いいね」と盛り上がっていたその時です。

『いや、オリジナルやりましょう』とリーダーが言います。オリジナルって?曲を作るという事ですか?いやいや、そんな素人捕まえてオリジナル曲を作れなんて・・あなた鬼ですか?

 

以下リーダの名言の数々。

 

「せっかくこの歳になって始めたんだから、コピーもいいけど、オリジナルやったほうが絶対楽しい」

 

「売れている有名な曲をライブで演奏したらそりゃ絶対盛り上がるに決まってる。だって売れているんだから。でもそれって「他人のふんどしで相撲を取る」って事でしょ?せっかくならオリジナルで勝負しようよ」

 

「コピーバンドは、どこまで行ってもコピーバンド、本物は超えられないんだよ」

 

「よく考えてみて。他のお店が「08コーヒーの豆使ってます」って言うのと同じだよ?本家は超えられないでしょ?」

 

 

はい。リーダー、僕曲作ります。

 

 

なに、バンドってこんなに熱い事言うの?これがロックってやつ?青春じゃん!もう楽しくなってきたー。という事で、私、曲を作る事になりました(笑)

完全にリーダーに乗せられた我々は、各自で作詞や作曲をしてみる、とりあえずしてみる事に。僕も作詞・作曲をしてみる事にしました。どうやって曲って作るの?詩が先?曲が先?

まったくわからないけど、なんかわくわくする。何度も言いますが、私、ギター本格的に始めてこの時3ヶ月です。素人です。でも「とりあえずやってみる」という精神は、最強です。

動き出したらもうやるしかないから。生きていて自分が曲を作る日が来るなんて思いもしなかった。でも実際できてしまったのです。オリジナル曲。これって人生の宝ですよね。

 

こうして私達は初ライブを終え「たちそば」での熱い打ち上げから2週間後、再びミルハスのスタジオへと集合しました。そこで私が作ったオリジナル曲をみんなに披露するのでした。

 

次回へ続く。