僕が走り出した理由 ② 

とはいえ、走る目的はダイエットです。84kgの体重を、どうにかして80kgまで落としたい。

目標は、-4kgです。ですが、

歳をとると代謝が落ちるから痩せにくい。と世の中はいいます。私もそう思っていました。

 

 

結論から言うと、私は-4kgどころか、 『-10kg 』のダイエットに成功しました。約2ヶ月で、です。

 

 

「 失敗するロジカルを理解する 」

 

 

 

まず考えたのが、どうしたらダイエットのための食事と運動を続けられるか?でした。

これに関して、私の思考を大きく変えた一冊があります。

以前読んだことのあるこの本が素晴らしい内容で、ぜひご紹介したいのですが、

 

 

→ 「 ぼくたちは、習慣でできている 」 物事が長く続かない私には衝撃的に響きました。

ようするに、何かをしようとして続かないのは、無理をするからで、続くようにハードルを

下げればいいと言うことが書かれています。(だいぶ端折っています)そして、長続きしない、

失敗するには規則性があるという事も書かれています。

 

 

例 【僕のランニング生活が失敗するロジカル】

 

やる気に満ちて目標を立てる → がんばる → 無理をするから辛い → 妥協する → 例外を作る(今日はご褒美とか、今日は特別だから)

→ 例外がどんどん増える →  いつの間にか元の生活 → 続かなかった自分を責める → 自己嫌悪(どうせ自分には無理)→ 失敗に終わる

 

僕がランニングが続かない理由は、

1に「無理をする事」

2に「例外を作りまくる事」

3に「自己嫌悪に陥る事」だと思いました。

 

なので、とにかく無理をしない事を心がけたのです。とにかく運動から長く離れているのだから

もう昔みたいに走れるようになるわけがない。(プライドを捨てる)まずは1km走る事から始めました。

ただその前に、「走りに行く」という行為、家を出る事さえ、もっと言えば着替えることすら、僕にはハードル

である事に気がついたのです。走り出す前に、実は超えなければいけないハードルが沢山ありました。

なのでぜんぜんやる気が出ない日は、 「今日は着替えるだけ」

という目標を立てる事にしました。すると、「着替える」という目標は大抵達成できます。(ハードルが低いから)

小さい目標を達成すると、例えその日は走らなかったとしても、達成感があります。

これによって、自分を自己否定をせずにすみました。更に、「着替えちゃったし、少しだけ走ろうかな」

という思考に変わる事さえありました。これは思ってもみない効果でした。

もっと大事なのは例外を作らないという事でした。今日は疲れているから、とか昨日がんばったから、とか自分で都合の良い

言い訳を作らないという事です。ご褒美も休みも必要ですが、休むなら、前もって明日は休む。と自分に宣言して(あるいは妻に)

堂々と休む。食べるなら前もって明日は食べる!と宣言して積極的に食べる。この「 積極的休養 」がとても効果的です。

その日の気分で休んだり、誘惑に負けて食べたりすると、どうしても自分に負けた、自分は意志が弱い、とネガティブになりがちですが、

自分が宣言してポジティブに休む、あるいは食べたりするのであれば、自己嫌悪感が生まれません。自分を肯定する事で

やる気が出てきます。すると結果的に続きやすいという事です。大切なのは、いかにして続けるか、です。商売と同じです。

 

 

 

「 ファットアダプテーションとの衝撃的な出会い 」

 

 

 

 

食事やトレーニングに関してはある程度知識がありました。が、要するに、

「 摂取するカロリー < 消費するカロリー 」 ダイエットはシンプル。これしかない。

これ以外に痩せる方法は存在しないと思います。食べる量を減らして、運動する時間を増やせば

体重は減るのです。確かに痩せます。ですが、もっと効率のよいやり方はないのか?と考えました。

私の体には有り余る脂肪が付いているわけで、この脂肪を燃やしながら生活し、運動中も脂肪を

燃やして体を動かす事ができれば、もっと効率よく体重を落とせるのではないかと思ったのです。

そんな事を考えながら本屋へ行くと、この本に出会いました。

 

 

→ 「 Number  do  run の 学校 」 この中の記事で、

『 ファットアダプテーション 』という方法が今注目されていると言う事が書かれていました。

これは何かと言うと(だいぶ端折ります)

「糖質を制限して、脂質、たんぱく質を積極的に摂取し、脂質をエネルギーにして生活又は運動できる体質に改善する事」

です。よくいう糖質制限ダイエットとは似て非なるものです。お腹いっぱい食べれます。鳥のから揚げとか、とんかつとか。

その分炭水化物を減らします。要するに、【血糖値を上げない】という事がとても大事なのです。血糖値が上がると、インスリンという

ホルモンが分泌され、血液中の糖をエネルギーに変えようと ・・・・・ ちょっと話がややこしくなるので戻します。

詳しく知りたい方はアマゾンでご購入ください。

こういう食事制限と、ランニングを組み合わせて行っていくうちに、私の中で次のような意識が芽生え始めたのです。

 

 

ランニングをする → がんばって走ったんだから食事も気をつけよう → 昨日ランニングして、食事も節制した分少し体重が少し落ちた! →

明日も走ろう(また痩せるかも・・)→ がんばって走った分少し食事を気をつけよう → 昨日がんばった分少し体重が落ちた!→ また走ろう!! →

走った分食べたら意味ないから少し我慢しなきゃ!! → 少し体重落ちた!! → 次はもう少し長い距離を走ろう!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

という幸福の連鎖です。もうこうなったら、走りたくて走りたくてしかたない気持になります。走った分脂肪がエネルギーとして消費され、体重が落ちる。体脂肪が減る。

気がつくと、翌朝体重計に乗る事が楽しみになっていました。

 

 

 

『 ランニングという新しい世界 』

 

 

 

 

結果、現在の体重は【 74kg 】ダイエットはひとまず成功することができました。

あの日、わたげの散歩中に出会ったおじさんランナーのおかげで、自分のふがいなさに気がついた

事が全ての始まりでした。今ではあの人のようになりたい。とすら思うようになりました。

今も食事制限は続けています。

それより何より、ダイエットのために始めたランニングが楽しくてしかたないのです。

ランニングとの出会いはいわばダイエットの副産物でしたが、今はランニングのタイムや距離を

伸ばすための食事方法となりつつあります。

現役時代、きつい練習をやりすぎて、もう一生分走ったから。と言って走る事を嫌がっていた自分が嘘のように、

今は楽しく走れています。そして、30年前の運動会でトップに一周遅れて走っていた小太りの少年は、

40歳のおっさんを目前にして、『 マラソン大会 』に自らエントリーする事になるのです。

 

 

つづく。