今年の初めに立てた目標が3つある。1つは「娘の高校合格」まぁこれは私がどうこうする事ではないが・・。無事に高校生になってくれた。
2つ目は「お店の法人化」めでたく5月に「株式会社08COFFEE」として法人成りを果たし、代表取締役に就任。みんなに「プリーズコールミーシャチョウ」と言ったのに
誰も言ってくれない。目標はプライム上場(嘘)
3つ目が「フルマラソンサブ4完走」である。走り始めて3年が経つ。ブログや記録を見返しても初めは本当に1kmと走れなかった。1周600mのコースを走っただけで
脚がパンパンになって帰ってきた記憶が、鮮明に残っている。その私が、フルマラソンに挑もうというのだから、継続は力なりとはよく言ったものだ。
その目標達成に定めたレースが10月にせまった「盛岡シティマラソン」である。エントリーしたのは7月くらいだっただろうか?とにかくこれだけは絶対に走りたいと強く思っている。
なぜなら、私のフルマラソンエントリー履歴をご覧いただきたい。
2020年 いわきサンシャインマラソン ➡ 中止
2020年 奥州きらめきマラソン ➡ 中止
2020年 盛岡シティマラソン ➡ 中止
2021年 いわきサンシャインマラソン ➡ 中止
2022年 大阪マラソン ➡ 中止
本当であればもう5回フルマラソンを走っている事になる。ことごとくコロナによって中止になってきた経緯があるのだ。なのでまず、フルマラソンを走ってみたいのだ(切実)
私も、30キロの壁が・・とか最後歩いてしまったとか・・そういう武勇伝を語りたいのだ。フルマラソンを走らずして、「ランニングが趣味です」とは言えないと思うのだ。
それは、まだ沖に出た事がないのに「サーフィンが趣味です」と言っているのと同じではないか?まだ公道を走った事がないのに「バイクが趣味です」とは言えないだろう。
そういう心境なわけです。よって、「今年こそは!!」の思いが人一倍強いのである。
中止が相次ぎ、気が付けばもう3年が経っていて、なんだかんだ走っていたら少しずつ走るのが速くなってきた。そうしていたらやはりタイムを求めたくなる。周りはどのくらいの
ペースで走っているのかな?とインスタなんかをのぞいてみると、「めっちゃ早いやん!」という人が世の中には沢山いる。しかも月間走行距離も300キロとか走る。
なんでそんなに走れるの?メロスか。とツッコんだくらいにして、自分はどうかと言えば月間だいたい150キロ前後。どう頑張ってもそのくらいだ。もっと走らねば。
と思って走行距離を増やすと・・はい、ケガします。この繰り返しです。調子が上がってくるとケガ。またリハビリして調子が上がってくるとケガ。そんな事を繰り返してきた3年
だったと思う。さすがに気が付きました。月に300キロ走る人も、1キロ4分で走る人も、いきなりそうなったわけではないという事に。要は走り込んだ距離の蓄積によって
強い脚力が備わっているという事。なんでも結果を早く求めると「ケガ」をしてしまうのだ。
前置きはだいぶ長くなってしまったが、日本海メロンマラソンと田沢湖マラソンを振り返ってみようと思う。まずメロンマラソン。
開催は7月31日。初夏、というよりもう夏!スタート時の気温がすでに30度くらいあったと思う。このレース前に疲労骨折を患っていた私は、十分なトレーニングを積めないまま
出場する事になるのだが、結果は1時間45分58秒。 1キロ5分9秒 で完走。灼熱のバッドコンディションにしては、まずまずではないか。
今回注目すべきは、このレース前にシューズを変えた事。
腸脛靭帯炎、疲労骨折、ハムストリングの張りなどあらゆる故障の原因はシューズにあるのではないだろうか?そう考えたからだ。試しに選んだシューズは、
「 アディダス ボストン10 」である。
履いた感じがいわゆるナイキの厚底シューズとは違って、「固い」というのが最初の感想。でも履いていくうちにその固さが
なんか安心する。あ、いいかも。という事でこれを練習用のエースしたところ、多少無理して走っても、今のところ怪我無くやってこれている。ロング走を走ってみても
あまりダメージが大きくなく、次の練習に向かえるところがいい。ただし「 タイムは望めない 」という点がネック。これを履いて出場したメロンマラソンと、ナイキの
ヴェイパーフライを履いて出場した山田記念ロードレースのタイムを見比べてみよう。
・山田記念ロードレース ➡ 1時間39分16秒 1km/4分42秒
・メロンマラソン ➡ 1時間45分58秒 1km/5分09秒
*どちらもハーフマラソン
気温とコンディションの違いはあるにせよ、これだけ違うのはたまたまなのか?それとも・・。
続く田沢湖マラソン、そして本番の盛岡シティマラソンに向けて、「タイムを狙えて、脚に負担の少ないシューズ」はなにか?という問題が私の中で起き始めた。
日々メルカリとにらめっこをしながら、いいシューズが出たら値下げ交渉を繰り返し、ようやく目当てのシューズに出会った。それが、「ナイキ アルファフライネクスト%」
だ。
ナイキの良くないところは、名前がわかりずらい。ブランディングは絶対失敗していると思う。自分で買っておいてそれが、「アルファフライ」なのか「ヴェイパーフライ」
なのかわからなくなる。もう少しわかりやすくしてほしい。とにかく、ランナーなら誰もが知っている高級ランニングシューズである。これが半額以下でメルカリに出品されて
いたので、たまらず購入してしまった。これならタイムもグッと縮まるかもしれない、そう思って足を通すと、いやはやものすごいクッション性。そして前につんのめるほどの
推進性。イメージはドクター中松のジャンピングシューズのようだ。若い人はわからないと思うのでこちらをどうぞ。
このシューズを履いて、何度か試走してみた。結論から言うと、このシューズはすでにメルカリを介して知らない誰かの手に渡っている。つまり私には合わなかったのだ。
確かに早く走れて、ぐんぐん進む。でもその分、脚にかかる負荷がとてつもなく、まだラン歴3年そこそこの私が履きこなせるシューズではないなと感じたのだ。
ゴルフで言えば、100切る前にステルスを買うようなものだ。(ゴルフの詳しい方に聞いてください)
困った、何を履けばいいんだろう?たどり着いた答えは、「とりあえずボストン10」という事。これであればとりあえず長い距離も走り切れる。タイムはもしかしたら
落ちるかもしれないが、そこは自分の実力という事で。
迎えた田沢湖マラソンはそのボストン10を履いて出走した。
開催日は9月18日。この日も気温が30度に迫るバッドコンディション。激アツだった。田沢湖マラソンの目標は「1km/5分」で完走する。という事。
これが達成できれば、本番の盛岡シティマラソンへの弾みになると考えていた。そして、願わくは、1km/4分台で走れればいいなと目論んでいた。
結果
1時間41分33秒 1km/5分4秒
ん-、もう少し頑張れたかも。というのも、レース慣れしてきたこともあってペースの配分ができるようになってきた。前はレースの雰囲気に流されてペースがおかしな
事になっていたので、タイムもおかしなことになる事があったが、それではフルマラソンはもたないと思ったので、ペース維持を心がけた結果、ゴールしてもまだまだ
走れそうな余力があった。まぁそれも成長という事か。気になるのはやはりシューズだ。春の山田記念の時より走り込んできたはずなのに、タイムは思ったほどではなか
った。もしこれがシューズのせいだとしたら・・やはり本番に向けたシューズ選びは重要になってくる。ランニングって、身体一つでできるスポーツだからお金かからないと
思われがちだが、結構お金かかります。もうタイムのためならカード切る準備はできている!カード切れないやつはゴールテープは切れない!
という事で、まだ本番に履くシューズが決まっていない。でも目標タイムは決めた。どんなシューズだったとしても初フルマラソンはこのタイムを目指して完走する。
私は「盛岡シティマラソン」を「3時間45分以内」に「完走」します。*サブ3.75といいます
これでもう後には引けない。自分の今の実力をよく見極めた結果、ここに決めた。言う事で自分を追い込む。絶対に逃げられない状況を作る。そして達成してみせる。
本番まであと1か月。最後の追い込みと、調整であっという間に過ぎていくだろう。1か月後に「あぁもっとこうしておけばよかった」という事が無いように、出来る事は
全てやって人生で一度きりの初フルマラソンへ向かいます。どうかご声援のほどよろしくおねがいいたします。それでも、僕のランニングライフはまだまだ続く。
追記
田沢湖マラソンで再会した中学校の同級生達。本当にびっくり!みんなそれぞれの状況でランニングを楽しんでいるみたいだった。
タイムが全てではないし、人と比べる事に意味はないと思う。それも一つの楽しみではあるが。こうしてランニングをづづけた結果、久々の同級生と再会できた事が
素晴らしい事だと感じた。